スマートEXにより、エクスプレス予約等の会員数が急増

▲図1 エクスプレス予約等会員数の変遷
▲図2 エクスプレス予約等利用件数の変遷

2018/9に開始したスマートEXが好調だという話を聞きまして、従来のエクスプレス会員を含めた会員数と利用件数の変遷をグラフ化してみました。(2004年以前はデータをたどれませんでした。)

【現況】会員数の変遷(図1)からは、エクスプレス予約の会員数が順調に伸びていることに加えて、スマートEXの会員数の伸びが非常に高いことがうかがえます。一方、利用件数(図2)からは、明確な動向はわかりませんでした。これは最新のデータが2018/3であること、また会員種別による件数の内訳のデータがないためです(想像だけでいえば、スマートEXはエクスプレス予約と比べて、1会員当たりの利用件数は少ないと思います)。
一方で、全体として、IC利用割合が4割を超えた(2019/2、図1右上)という点は、かなり高いという印象ですし、今後も動向を追いたいところです。

【今後】2019/3には、QRコードによる乗車の本導入についての報道が複数社からなされました(公式のプレスリリースはみつけられませんでした)。今後の動向も見極めた上でだとは思いますが、長期的・究極的にはJR他社との乗車券も打切り計算にした上で、IC・QR 100%化(磁気券・MARS予約からの離脱)の可能性もあると考えています。もしかしたら、中央新幹線開業くらいがターゲットかもしれませんね。