2023/8/25付 福井鉄道 運転手不足解消に向け県と対策へ|NHK 福井県のニュース 

福井鉄道 運転手不足解消に向け県と対策へ|NHK 福井県のニュース

運転士の不足によって、ことし10月から運行本数を2割以上減らす福井鉄道は、今後、県とともに、運転士不足の解消につながる対策を講じることになりました。

福井鉄道は、福井市と越前市を結ぶ福武線について、ことし10月14日から、1日の運行本数を、それぞれ2割以上減らすことにしています。
これについて福井鉄道の吉川幸文社長は、24日夜、越前市で開かれた会合で「運転士不足は深刻で、定員の28人のうち21人しかいない中、さらに4人が退職を希望している。現状では月の40時間の残業で週1日の休みしかとれず、このままのダイヤでは時間外労働も90時間を超え、休日が全くとれない。法律で認められない水準になりかねない」と述べて、減便に踏み切った方針に理解を求めました。
そのうえで、吉川社長は8月31日に、県が運転士不足についての緊急の対策会議を開く見通しであることを明らかにし、県とともに対策を講じたいとする考えを示しました。
吉川社長はNHKの取材に対し「運転士の資格を持つ本社の社員2人に、急きょ、運転士の業務にあたってもらっているが、地域交通を守るためにも早期の運転士の確保が必要だ」と訴えました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20230825/3050015572.html