MacのARM化に思うこと・期待すること

旧聞に属することですが、MacのCPUがARM系に移行することが発表されました。自分が初めて使ったMacはLCII(68030-16MHz)でしたので、その後、PowerPC、Intel(x86)ときて、3回目の移行ということになります。

MacのARM化で期待することとしては、製品開発の活性化があります。ここ最近のMacは、ラインアップをメンテナンスしている程度の印象で、”気になる商品”が登場していません。ですので、ARM化することで、製品企画の自由度が増えて面白い商品が登場すればいいなと思っています。

次に、どの製品からARM化するかについては、Mac miniと想像します。本当であれば、問題が発生しても支障が少ないコンシューマ向けのラインアップということで、MacBook Airが最適だと思うのですが、MacBook Air 2020はCPUもパワーアップし、かなりいいバランスとなっているので、少し現行構成で温存する気がします。Mac miniは趣味人向けであり、また開発者向けにARMマシンを貸与するプログラムでも使われている筐体であるので、早期に登場し、その後少し時間を置いてMacBook Airでボリュームを取りに来る、と予想します。

その後の順序はなんとでもなると思いますが、21インチiMacが長いこと放置されているのも、気になるところです。(もっともTick-Tockモデルで考えると、ARM化時には見た目は変えないし、変えない方がいいと思います)

好きなことだけ言えば、MacBook (12 inch)がARMを積んで、長時間バッテリ&処理能力アップで復活すれば一番うれしいです。ただ、iPhoneから4インチ画面の製品が消えたように、MacBookの基本スペック上の制約(12.5インチのモニタやUSB Type-Cが1端子)は、小型軽量と天秤にかけても、Appleが考える最低スペックをもはや満たしていないのではないかと思います。