2020年3月東海道新幹線ダイヤ改正で「特異ひかり」はどうなったか

まったく一般的な用語ではないのですが、朝晩の俊足の「ひかり」のことを自分の中では「特異ひかり」として注目しています。今回のダイヤ改正で、それらの「ひかり」がどうなったか確認してみました。

早朝 新横浜→新大阪

【改正前】ひかり493 600→812
【改正後】ひかり533 600→812
【コメント】通常、東京・新横浜は18分程度のため、東京・新大阪間2h30程度相当の列車です。時刻表上の変化はありませんでした。

夜間時間帯 新大阪→東京

【改正前】
ひかり536 2026→2308(2h42)
ひかり538 2037→2326(2h49)
【改正後】
ひかり666 2027→2309(2h42)
ひかり668 2045→2327(2h42)
【コメント】2本目の「ひかり」が7分短縮です。新大阪・東京間を走破する最速の「ひかり」です。

深夜時間帯 東京→名古屋

【改正前】
ひかり537 2130→2324(1h54)(のぞみ停車駅+3駅停車)
ひかり539 2200→2349(1h49)(のぞみ停車駅+3駅停車)
【参考】昼間パターンダイヤでは、のぞみ停車駅+2〜3駅停車の「ひかり」が2h04、+1駅停車の「ひかり」が1h44です。

【改正後】
ひかり667 2130→2324(1h54)(のぞみ停車駅+3駅停車)
ひかり669 2203→2349(1h46)(のぞみ停車駅+3駅停車)
【参考】昼間パターンダイヤでは、のぞみ+2〜3駅停車のひかりが1h58、1駅停車のひかりが1h41です。

【コメント】いずれも新大阪ゆきの最終の「のぞみ」が発車して以降の「ひかり」です。2本目が到着時間そのままに3分発車時刻を繰り下げた分、短縮になっています。1本目はもう少し頑張れないかな?と思います。

なぜ「特異ひかり」か

そもそも、なぜ「特異ひかり」に注目したのかというと、EX予約のIC早特(タイプB)があったからです。これは、乗車駅を朝6時台に発車する「のぞみ」と終日の「ひかり」が割引となる商品でした(普通席の場合、通常のEX予約と比べて東京・新大阪間でおよそ1,000円引き)。ただし、IC早特(タイプB)普通席は2017年9月4日に終了となっていますので、この習慣の実用的な意味は、もはやありません(苦笑)。
【参考】
 JR東海プレスリリース:「エクスプレス予約」のサービス充実について
 EX予約公式サイト:平成29年9月2日(土)より「エクスプレス予約」はさらに便利に!
 東海道新幹線エクスプレス予約を出張利用する方への悲報(個人ブログ)

【参考資料】
 ◆JTB時刻表 2020年2月号
 ◆JR時刻表 2020年2月号