趣旨
iPhoneやiPadを買い換えた際には、ケーブルを通してのデータ移行(復元)や大量の写真・音楽などを同期したりします。iPhoneやiPadもだんだん内蔵ストレージ容量が増えてきており、現在のiPhoneは最大512GB、iPadは最大1TBの容量があります。そうなると、データの伝送に要する時間が気になってくるところです。そこで、この投稿では、データ伝送の速度について、以下に調べた結果を記載します。
確認結果
Lightning端子採用のiPhone / iPad = USB 2.0相当(480Mbps)
規格を策定したAppleによる仕様公開は行われていませんが、外部による解析が進められた結果、信号線は2本でUSB 2.0相当ということが判明しています。
LightningケーブルはUSB 3.1に対応しているの? – いまさら聞けないiPhoneのなぜ | マイナビニュース
(他に信頼できそうな根拠を選定しています…)
2018年発売 iPad Pro (11(1st), 12.9(3rd)) ⇒ USB 3.2 Gen 2(10Gbps) (=USB 3.1 Gen 2)
※2020年発売モデルはAppleのプレスリリースに記載なしだが、踏襲していると予想
A new USB-C connector replaces the Lightning connector in support of the powerful ways iPad Pro is used. Incredibly versatile, USB-C offers power for charging, supports USB 3.1 Gen 2 for high-bandwidth data transfers up to twice the speed to and from cameras and musical instruments, and drives external displays up to 5K.
New iPad Pro with all-screen design Is most advanced, powerful iPad ever
2020年発売 iPad Air (4th) ⇒ USB 3.2 Gen 1 (5Gbps) (=USB 3.0, USB 3.1 Gen 1)
A USB-C port comes to iPad Air for up to 5Gbps data transfer, which is 10 times faster, for connecting to cameras, hard drives, and external monitors up to 4K.
All-new iPad Air with advanced A14 Bionic chip available to order starting today
感想
Appleは、製品の一部のスペックを明確にしないことが往々にしてあるため、調べてみました。iPad Air (4th)はUSB Type-Cだ!ということでiPad Proと同じ10Gbpsかと思いきや、5Gbpsだったりするのは、謎でした。
また、iPhoneのケーブル接続時の伝送速度アップは実現して欲しいと思っていますが、Lightningのまま実現するのか、Type-C化されて実現するのか気になるところです。逆に、Appleの事なので、充電も含めてコネクタレスにする可能性もそれなりにある気がします。
関連情報
2020年10月現在、Appleが販売しているUSB-C(USB Type-C充電ケーブル)[Amazon]はUSB2.0 / 5A対応品のようです。
以下の組み合わせで使うことをおすすめします。
USB-C充電ケーブル(2m) – Apple(日本)
(中略)
Thunderbolt 3(USB-C)ポートを搭載した16インチMacBook Proと96W USB-C電源アダプタ