dynabook T75のSSD化メモ

 dynabook T75/NR(PT75NRP-BHA)の内蔵HDDをSSD化したので、簡単ですが記録を残します。成果を先に記載すると、Windows 10の起動時間が52秒から15秒に、Wordの起動時間が16秒から3.5秒程度になるなど、劇的に動作速度が改善しました。

◆ステップ1 準備
・Officeのシリアルナンバーの確認
 本体に付属していたOfficeのシリアルナンバーが手元にあることを確認します。リカバリ後の初回起動時に入力を求められます。
・リカバリディスクの作成
 本体にはリカバリディスクが付属しないので、Toshiba Recovery Media Creatorを用いてリカバリディスクを作成します。DVDやBDにも作成できますが、速度の面を考えてUSBフラッシュメモリを使用。16GBでは容量が不足するため、32GBのものを購入しました。
・SSDの購入
 現在のディスクの使用量が700GB程度あることから、1TBクラスのSSDが必要でした。今回は、価格的にお手頃だったCrucial MX500 1TBモデル(CT1000MX500SSD1/JP)[Amazon] を購入しました。
・外付けHDDケースの購入
 現在のディスクに保存しているデータを吸い出すためにUSB3.0対応の外付けHDDケースを購入しました。

◆その2 交換
 参考に載せたWebページの情報に基づいて作業をしました。参考の情報は厳密にはT75/NRのものではないので、ネジの配置等は多少異なります。ただ、内部の機器配置や、ゴムベースでドライブを固定している点などは同じで、一般的なプラスドライバ1本があれば作業できました。私見ですが、以下の3点が留意点かと思います。
・まずバッテリを取り外して、バッテリ側からパネルを外す。
・側面は、縦方向にかみ合わせてある。
・元々装着されているHDDは9.5mm厚で、SSDは7mm厚のため、付属のスペーサを使用する。
【参考】
 東芝Dynabook T75/TBD のハイブリッドHDDをSSDに換装する
 東芝 dynabook T55/76MGのHDD交換

◆その3 リカバリ、Windows10化、その他
・リカバリ
 dynabookのケースを元に戻し、電源を投入したら、リカバリ作業の開始です。USB3.0フラッシュメモリとSSDの効果か、リカバリ自体は6分弱で終了しました。(鬼速!)
・Windows 10化
 本機は元々Windows 8.1で出荷されていましたが、ディスク交換前にWindows 10にアップグレードしていたので、以下のサイトからWindows 10をダウンロードしてアップグレードできました。追加の認証等もありませんでした。
 Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード
 Windows10へのアップグレードに関するQ&A(FAQ)は以下となります。
 Windows 10 へのアップグレード: FAQ – Windows Help
・Music Center for PCのデータの引継ぎ
 SONYの楽曲管理ソフトのMusic Centerは、PC環境移行時には、事前にバックアップ機能を用いるように案内がされていました。しかし今回はバックアップ機能を使用せずに、先にディスクを交換してしまったため、以下の情報を参考に手動で環境を移行しました。現在のところ、不都合は感じていません。
 「Music Center for PC」のデータをバックアップする(Music Center for PC Ver.2.1.0)
・作業時間
 ディスク交換作業を始めてから、Windows Updateがかかった状態のWindows 10にもって行くまで、3時間以内くらいでした。(なお、私は特にこの手の作業に慣れているわけではありません。)