新幹線の発車標の会社による違い(液晶タイプ)

最近、鉄道駅における案内モニタがLEDからLCD等のフラットパネルディスプレイに置き換わることが多くなっています。旅行のあとで、何気なく撮ったそれらの写真を見ていると、東海道新幹線と東北新幹線で表示が異なることに気づきました。どちも、16:9の液晶2台を連結して使っている点は共通だと思います。

【東海道新幹線】
1行で1列車 列車名/発車時刻/行先/発車番線||自由席車両/停車駅
【東北新幹線】
1行目 発車時刻/列車名||行先/発車番線/備考(自由席車両又は編成両数)
2行目 停車駅案内
※||は、パネルの境目

■表示の違いとその背景にある思想の想像
大きな違いとして、1項目目が、「列車名」か「時刻」かという点が挙げられます。
そもそも、コンコースに設置される発車標の最大の仕事は「乗る列車の発車番線を確認してもらう」ことだと想像します。つまり、東海道新幹線は「自分は『のぞみ○号』に乗ろう」、東北新幹線は「自分は『○時○分』の列車に乗ろう」という客が多いという設計思想なのだと思われます。
(列車の頻度や運行形態を考えると逆な気もしますが…)

■よく考えたら、LCD化は(あまり)関係ない
しかし、ここまで書いてから宣言するのも何ですが、この設計思想はLEDからのもので、デバイスがLCDになったことは関係ないですね。(東海道新幹線の停車駅表示のような解像度を要求する事柄以外)

■参考:JR東日本の在来線における発車標の例
必ずしも順序が統一されているようではないようです。


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