PowerMacG5環境からの移行
Macを買い換えたときの環境移行方法として、System(漢字トーク)7.xや、MacOS 8.x次代は、以前の機種のハードディスクの内容を丸々新機種のハードディスクにコピーする、という方法がありましたが、Mac OS Xではさすがにそこまでファジーな移行方法はやりません。
代わりに使用するのは「Macintosh HD」→「アプリケーション」→「ユーティリティ」内にある、「移行アシスタント.app」というアプリケーションです。このアプリケーションは、FireWire(IEEE1394)で接続した他のMacから環境移行をするための補助ツールです。これまで、この手の補助ツールはどれくらいうまく移行してくれるか不安だったので使用してこなかったのですが、今回試してみました。結果は以下の通りです(なお、厳密なファイル比較を行っているわけではないので、参考情報扱いでお願いします)。
移行してくれた情報
- アプリケーションフォルダや設定
- プリンタドライバ等
- ATOK・Flip4Mac等の機能拡張系ソフト
- ユーザーフォルダ(「Macintosh HD」→「Users」→「ユーザー名」)内のデータ(各種設定含む)
移行してくれなかった情報
- smb.conf(Windowsファイル共有の設定ファイル)
- その他ユーザーフォルダ以外の*nix的な設定ファイル
その他気づいた点
- Target Disk Modeで接続された旧マシンに複数ハードディスクが内蔵されている場合でも、すべてのディスクがそれぞれ独立した外付けディスクとして認識されます。
- 旧マシンにインストールしたソフトウェアと同じ名前のソフトウェアが新マシンにインストールされていた場合、旧マシンからコピーしたソフトウェアの方に「(古いMaacから)」という名前が自動的に追記されて、上書きされないように配慮されています。
- IPアドレス等の設定情報も丸々移行してくれるので、固定IPで設定している場合は新しいマシン用のIPアドレスを設定し直すか、古いマシンの設定を変更する(もしくは同じネットワーク内から外す)必要があます。
最終更新日:2007.9.15